2013年12月18日水曜日

リラックスタイムのおとも|お茶いろいろ

インドのお茶といえばマサラチャイ。
日本人の緑茶と同じくらいインド人はよくマサラチャイを飲む。
マサラチャイというのはマサラ(スパイス)が入ったチャイ(紅茶)のミルクティーのことだけど、
「チャイ」でもだいたいマサラチャイのことで通じる。

ちょっと仕事したらチャイ、みたいな感じでジュエリーの工房でも作業してる間に3~4回お茶ブレイクがある。
作業に没頭してて後で飲もう、と思ってると「冷めると美味しくないから今飲みなさい」みたいな感じで
結構しっかりお茶休みを取らされる。

商店街のおじさんもレジを売ったらチャイ、お金を受け取ったらチャイ、お釣りを渡したらチャイ、
商品を袋に入れたらチャイ。。。みたいなこともある。

日本でお客さんに緑茶を出すのとおなじ感覚でこっちでも大体お店とかでタダでチャイを出してくれる。
お店によって入れるスパイスが違うから味が違って面白い。
私は生姜が多めのチャイが好き。

そんな風に私は外でチャイを楽しむのだけれど、家ではあまり飲まない。
理由は砂糖をいっぱい使うチャイを飲み過ぎるのはよくないかな。と思うことと、こっちの牛乳は冷蔵庫に入れて24時間しか持たないので、一人で1パック飲みきれないから。

  緑茶
インドでも緑茶は結構人気。でも砂糖をいっぱい入れて飲むのがインド式。
それからインドの北部、カシミア地方の伝統のお茶「カヴァ」は緑茶にカルダモンやシナモン、
サフランを入れて作る。
日本の緑茶をベースにしても美味しく作れるのでオススメ。

 烏龍茶
中国の烏龍茶のほかにインドの烏龍茶というのも売っている。
インド料理も油を沢山使うので、体が油を吸収しにくいように、
飲む人が増えてるらしい。

 中国茶
レンガみたいに固めてある中国茶。
ワインみたいに熟成させて作るお茶は香りが深い。
それから何倍も抽出できるのが嬉しい。
中国の人は朝、ガラスの瓶にこのお茶をいれて、一日中持ち歩いてお湯を継ぎ足しながら飲むっていうのを
聞いたことがある。
私も家にこもって仕事するときにはそんなスタイル。

 紅茶
うまく入れられると美味しいけど私にとってはお湯の入れ方もミルクの分量も
難しいのがイギリスの紅茶!
イギリス人の友達は本当に入れるのがうまい。
ちなみに紅茶の入れ方(お湯の温度、量など)だけでなく
ビスケットの浸しかたもプロだったりする。
紅茶にビスケットを浸す、時間が短すぎても美味しくないし、ちょっと長いとビスケットが
崩れて紅茶の中に落ちてしまう。
ほんの数秒のテクニックみたいな感じ。

 ホワイトティー
ぬる~いお湯(室温くらい)で入れるホワイトティーは馴染むまで変な感じだったけど、
血圧のバランスを良くしたり、コレステロールを抑えるのにすごくいいらしい。

....でもやっぱり日本の緑茶が一番ホッとするかも....!


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2013年12月16日月曜日

インドで成功している人の共通点|インドの伝統手仕事布ブランドCALICOさん



インドの伝統手仕事布ブランド、CALICOのデザイナー
小林史恵さんと増住有希さんがジャイプールにいらっしゃって
お会いできる機会があった。

CALICOはデリーから発信する、インドの手織産業の持続的発展を支援するブランド。
デリーにアトリエがあるほか、日本でも百貨店の催事などでそのクオリティーの高いプロダクトをみることができる。
(※ウェブサイトの情報は本記事下に掲載)

インドでの豊富な知識と経験と実績に基づいて立ち上げられた本ブランドは
どんどん発展していくのみ、みたいなすっきりした雰囲気をまとっている。
CALICOが日本人、インド人、その他の地域の人達に広く支持されているのは
お二人が「世界的な視点」を持っているからだと思う。

CALICOは「インドで作っています」「日本とは違います」みたいなボーダーをを超えて、
世界中だれでも認める伝統の業や、世界が同じように直面する課題に視線を向けている。
こんなふうにインドで活躍する日本の方々に共通して、「日本の外に居る」という考え方をしていない気がする。

現在世界の手織布の95%以上がインドで生産されており、約430万人の織人さんがそれを支えているといわれますが、近代産業の発展とその賃金差の拡大によって、次代の担い手を失いつつあります。
日本や中国の伝統織物の世界に起きたことと同じことが、この手織物大国のインドでも起きようとしています。
また日本では、大量生産のアパレルがどこへいっても満ち溢れ、その機能性、効率性、安定した品質で、多くの人々に利便をもたらしつつありますが、日本人が日常に着物を着ていたころに触れていたような豊かな手触りを求めようにも、高価な着物や衣装を除いてはなかなかお目にかかることもなく、その欠乏に慣らされてから久しいです。
私たちは、キヤリコに代表される偉大なインドの手織り布の力によって、インドの農村に本来の誇りと持続的な産業発展をもたらしつつ、人々に本来備わっていた布や衣に対する豊かな感性を呼び醒まし、生活を楽しんでもらうための活動をささやかながら続けてまいりたいと思います。
(CALICOホームページより)

日本国内、国外みたいな視点からは過去も今も未来も見えない。

海外で少し過ごした人は皆同じように「外から見ると改めて日本の良さがわかる」と言う。
それは悪いことではないし、時間とお金を使って得られる一つの収穫かも知れない。
でもせっかく時間とお金を使うならもっと大きい収穫を手に入れてほしい。
「"外"から見ると改めて日本の良さがわかる」
その時点ではまだ、海外に居ながら日本の中から世界を見ている。
海外に出かける機会のある人はぜひ「比較」というやり方を忘れて物事を客観的に見る、理解する。
というやり方を身につけて見てほしい。

このやり方を身に着けるととっても良いことに転用できる。
「比較」するのではなく理解する。
日本と他の国を比較するのではなく理解する。
→自分と他人を比較するのではなく理解する。

これは楽しい人生を送る為の必要絶対条件。

しっかりとした基盤のもとに安定したビジネスをインドで展開している二人は
バリバリなのに本当に可愛らしくてほんわかしている。
それは自分と他人を比較したりしていないから。
自分の立ち位置と魅力を知っている2人だから生みだせる、世界にオンリーワンのプロダクトたち。

CALICOのホームページはこちらから。
→ http://calicoindia.jp/

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2013年12月14日土曜日

お気軽プチ瞑想のススメ

瞑想ってどうやるのかわからない。心を無にするって難しそう。

私もそう思っていた。でも別に、心を無にするのだけが瞑想の目的じゃないみたい。
瞑想に特別なルールはなくて、基本的には背筋を伸ばして、目をつぶればOK。

「雑念を捨てよう」とか思わなくて大丈夫。
逆になにか頭に浮かんだら、自由にそれを追いかけても構わない。

朝起きて、15分瞑想に使うだけで1日が劇的に変わる。
というか、場合によっては5分でもいいし、「なんとなくスッキリしたな」くらいに
感じるまでなんとなく座ってるだけでいい。

不思議に焦ってる気持ちとかがなくなって、リラックスして1日を始められる。
毎日忙しくしてると、ついつい自分ができること、一日に出来ることに限りがあることを
忘れてしまう。

ついつい、それほどやりたくないことにほとんどの時間を費やしていることに気づいてない時もある。
ぼんやりと不安で、何が原因かぜんぜんわかんない時がある。

そんな時にこの瞑想が効果絶大。
本当に、騙されたと思って目をつぶって座ってみてほしい。

あぐらをかけなかったらくずした感じで。手の位置は自由だけど親指と人差指で◯を作ってみると
それも適度な緊張感があって面白い。

あとは興味があれば匂い。
私は匂いが大好きだから瞑想するときは一番好きなお香を使っている。



インドのハイブランド、グッドアースのお香(サンダルウッド)と、お香立て。
インドでもジャイプールでは手にはいらないので、デリーに行った時に買ったものを大事に使ってる。

インドのお香は匂いが強いというイメージがあるかもしれないけど、
これは本当に上品。匂いも残らない。
(だからわざわざデリーから買ってきてるんだけど)

それからこのお香立て、世界各地探してみて、これよりいいお香立てのデザインに出会ったことがない。

「ほしいっ!」
となった人はガールズジャイプールのセレクトショップBindi Bindiからどうぞ♪

お香
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インセンススタンド
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2013年12月13日金曜日

寛容度の高い国


おととい11日、デリーのインド最高裁が同性愛者の性交渉を「犯罪行為」とし、
2009年にニューデリーの高等裁判所が示した違憲判断を覆した。
この判決はイギリス植民地時代の約150年も前に制定された刑法の条項を有効としたものだ。

ちょうどジャイプールのゲイ・コミュニティーについてコラムを書きかけていたので
このニュースはタイムリーだった。

書きかけていたコラムではジャイプールのコミュニティーについて紹介し、
たしかにインドでは同性結婚は認められてはいないものの、異性結婚している人たちと比べて
どの程度不利に扱われているかというと、日本ほどではないのではないか、というものだった。

日本と違ってインドでは異性結婚にも自由がないし、扶養家族に特別な手当てがあるわけではないから、
という特殊な理由によるいわば「野放し」なことによって、政府が下手に介入するより個々には平等があると書いていた。
しかしこの判決により判決を受けたカップルが投獄されればやはり失望させられてしまう。

ただ希望を持ちたいのは国民やメディアの反発がものすごいこと。
2日たった今日も新聞は紙面の90%以上この判決に対する抗議の内容でうめつくされている。

新聞はデリーで行われた反対デモの様子を伝え、各大手企業が抗議のポスターを掲載している。
また今回の判決には植民地時代の150年前の条項が使われたというが、
それ以前、インドという国ははたして同性愛者に対し、このような不当な姿勢をとっていたのだろうか、
と歴史的観点から考察し、これはインド的ではないと批判している。

さすがは他宗教の国、インドでメジャーな各宗教の経典を持ち出し、
どの宗教においても神様はそんなこと言ってない、と説明もしている。

イスラム教はどうなの?と思うかもしれない。
ほとんどのイスラム国家では同性愛者の性交渉を「犯罪行為」とした上で
死刑にしている。
しかしインドのイスラム教はもちろん死刑は認めていない。

数多くの宗教を持った人が共存し、それでも大きな問題を起こさず
暮らしている国の人は違う。
インドの人は実体験からも学ぶ事を知っているし、完全にお互いを尊重していると
言いがたい面もありつつ実際にお互い影響を受けているので偏ってない。
こういうところが私が「古い国」が好きな理由でもある。

今回の最高裁の判決に対して、インドに住む一市民として抗議する。
そしてこれはレズビアン、ゲイセクシャル、バイセクシャル、トランスジェンダー
だけの問題ではない。
わたしは今回の件を「少数派」の権利要求の一例として見ている。

同性結婚を認めている国では、ほぼ例外なく男女の平等がもっとも進んでいる。
個人を男とか、女ではなく「個人」として尊重しているからである。
じゃあインドなんて、男女平等とは程遠い国で同性結婚なんて夢のまた夢なんじゃない、
と思うかもしれない。
でもそれにも変化が起こり始めている。
先日行われた州選挙では女性の投票率を上げるための様々な工夫がされ
過去最高の投票率を記録し、それを成果として新聞でも大きく取り扱っている。

インドの人は実体験から学ぶことを知っている。
男女を区別することと差別することは違う。経済状況や人口急増の問題から
教育が十分でなかったころはこの認識がされていなかったけれど
もともと理解されていないわけではない。
「頭で考えればわかるでしょう」ではなく「心に聞いてみればわかるでしょう」
というような感覚で人と人が思いやることを知っている。

交通渋滞がひどいのに牛が道路を塞いでも怒らない、アリも殺さない、めちゃくちゃに見える国。
だけどそれは少数派の意志を尊重し、権利を認めている、「寛容度が高い国」ということでもある。

インドにいると、とても安心した気持ちになる。それはこの「少数派の意志を尊重し、権利を認める」という
国民性にあると思う。
それも無理矢理にやっているわけではない。
こちらも「認められてる」というか「牛と同じ扱いされてるな」という感じ。
でもその押しつけない思いやりは、実は習得が一番難しい。

でもそんな風に、少数派の権利を認めるということは実は多数派の幸せにつながっている。
牛もアリも人も同じ調子でなんとなく大事にされている、寛容度の高い社会はみんなが大事にされていると実感できる。

そんなのはきれいごとで、ひどい目にあっているインド人がたくさんいるだろう、という人のために。
先にも書いたようにそれは教育がないからという理由で引き起こされてる問題で、
逆に言えばこれだけ教育が行き届いてない社会で何とかやっているのは
この少数派を大事にできる思いやりのおかげだということ。

さて、それでは日本の現状はどうだろうか。

日本では、同性結婚など話題にも上がらない。それどころか、結婚していない親から生まれた子供
(非摘出子)の権利が、法的に差別をされている。
教育で「これはいけませんよ」としっかり教える一方、「みんなと同じように」
と少数派を認める気持ちを養うのが難しいのかも。

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2013年12月3日火曜日

サルトルの実存主義



『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』を観て、
サルトルの実存主義についてまた勉強してみた。

サルトルの実存主義で私が共感するのは、現代は自己責任の時代だということ。

人間は自由であるけれども、行動の全部は自己責任で行動するべき。
しかし、他人の人格を尊重した上で行動しましょう、ということ。

自分を大切にするように、他人のことも大切に扱いましょう、ということ。

また人間を大切に扱う行動をとるように勧めている点。
「人間を大切に扱う行動以外は絶対にしてはならない」ということ。

でも現代はそんな事、わざわざ考えなくても思い知らされる。

サルトルが生きた時代のように個人に自由がなく、みんなが各家のしきたりや
社会のしきたりに従わざる負えなかった時代、
サルトルの実存主義は新鮮だったと思う。

また実存主義がもたらす「不安」や「孤独」について、
その時代であればいくらでも逃げ込める家族、社会があった。

サルトルの時代から半世紀以上たった今、
人間は神なき時代の「不安」や「孤独」に耐えられるように進化したのだろうか。

私はそう思わない。

サルトルは「人間はどういったものか、その本質は重要ではない」と言っているけれど、
私は人間は本質的に集団で行動し、集団の中で安心を得られるいきものだと思う。

今は個が重要視され、生涯一人で過ごす人も多い。
いわばサルトルの実存主義が具体化したような現代の日本。

まさにサルトルの言う「自由の刑」に処された、
今の日本が抱えている問題の根本は個々の「不安」や「孤独」だと思う。

ガールズのみなさんどうですか。
夢や情熱のままに生きようとした時、躊躇させられる大きな壁は
「不安になるかも」、「孤独になるかも」
というものが大きいと思う。

それなら逆を探せばいい。

同じビジョンを持った人、同じベクトルを向いている人を探すのは、
インターネットが普及した今日
サルトルの時代よりもずっとやりやすい。

少なくともジャイプールに来てみたいという方はどうぞお問い合わせ下さい。


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2013年11月26日火曜日

ジャイプール最後のお姫様



「昨日、朝までソファーで寝ちゃった」と言ったら
「わかる、ソファーで寝ちゃうのってなんであんなに気持ちいいんだろうね」
と返してもらって嬉しいジャイプールの朝。

最近はもうすぐ投票が行われる選挙のために街頭演説の車があちこち走ってる。
新聞ではジャイプールのいくつかのエリアで女性の有権者が男性の有権者より圧倒的に多かったりして、
女の人がちゃんと選挙に行けばもっと女性が住みやすい街になるのでは、
ということを言っている。

ジャイプールの女性の人権に大きく貢献した政治家といえばガヤトリ・デヴィ。

彼女はインドの皇室に生まれてイギリスで育った。
ヴォーグ誌の「世界で最も美しい女性10人」にも選ばれたお姫様は
家族の大反対を押し切ってジャイプールのマハラジャ(日本で言うと殿様みたいなかんじ)
と結婚した。

第二次世界大戦が終わるとインドのマハラジャ制度は廃止になり、日本の殿様と同じように普通の人になった。
そしてまた日本と同じように殿様のその後は様々。

ガヤトリ・デヴィは圧倒的な人気で政治家になり、女性の人権保護のために活躍した。

美人で、恋愛も頑張って、仕事もバリバリという
ジャイプール最後のお姫様のファンは今だに多い。



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2013年11月25日月曜日

マララさんの国連スピーチ



ペンは剣よりも強し。

そうだね。無知は意図的な悪よりも脅威。

昨日読み始めた『I AM MALALA』の著者、マララさんの国連スピーチ。

スピーチもとてもわかりやすいし、本もシンプルだけど情景が伝わってくる文章で
とっても面白い。

もしかするとパキスタンの情景が思い浮かべられるのは
インドに住んでるからかもしれないけど。

マララさんが訴えている教育、機会均等の大切さは日本から遠い国の問題ではない
と思う。
でもやっぱり日本の中にいるとあまりピンとこなかったかもしれない。

なんで世界の問題を考えなくちゃいけないのかと聞かれるといつも悩んでしまう。

私は単に考えたいから考えてるだけ。
私の考え方としてはただ、せっかく地球に生まれたのだから
地球上のことはなるべく見聞きして体験して、自分なりに考えたいと思ってる。

それから無知は意図的な悪よりも脅威、だから。
いつでも問題について知って考えなければ
自分が加害者になっていても気づかないことがある。

それから自分が被害者になった時、どうすればいいかわからなくなってしまう。

すべて人生で起こるのは問題は人間関係。
それに太刀打ちできるのはペン、というか知識を付けること。
考える事。イマジネーションしかない。

人の権利は一度手に入れれば永遠に続くものではなく、
常に気を付けていなければ気づかないうちに奪われてしまう。

戦争は宗教対立から引き起こされるという人が多いけれど実はそうじゃない。
戦争は無知と貧困から引き起こされる。

宗教や政治の話は難しいし終わりがないからと嫌厭する人が多いけれど、
難しいし終わりが無いからこそ考えなくてはいけない。
考えないこと、無知でいることが一番の悪だということに、気づかないといけない。

● マララさんの国連スピーチ全文

In the name of God,
The Most Beneficent, The Most Merciful.
Honourable UN Secretary General Mr Ban Ki-moon,
respected president of the General Assembly Vuk Jeremic,
honourable UN envoy for global education Mr Gordon Brown,
respected elders and my dear brothers and sisters:
Assalamu alaikum.

慈愛に満ち,慈悲深き神の名において。
尊敬すべきパン・ギムン国連事務総長、ヴク・ジェレミック国連総会議長
ゴードン・ブラウン国連世界教育特使、年配の方々、そして親愛なる同年代の皆さん
アッサラーム・アラエクム(皆さんに平和を)

Today is it an honour for me to be speaking again
after a long time.
Being here with such honourable people is a great moment
in my life and it is an honour for me that today I am wearing
a shawl of the late Benazir Bhutto.
I don't know where to begin my speech.
I don't know what people would be expecting me to say,
but first of all thank you to God for whom we all are equal
and thank you to every person who has prayed for my fast
recovery and new life.
I cannot believe how much love people have shown me.
I have received thousands of good-wish cards
and gifts from all over the world.
Thank you to all of them.
Thank you to the children whose innocent words
encouraged me.
Thank you to my elders whose prayers strengthened me.
I would like to thank my nurses, doctors and the staff of
the hospitals in Pakistan and the UK and the UAE government
who have helped me to get better and recover my strength.

今日久しぶりに再びここで話ができて光栄です。
先ほど申し上げた尊敬すべき方々とここにいることは
私の人生にとって素晴らしい瞬間です。
そして今日、私が故ブット首相が晩年に身につけていたショールを着ていることは
名誉であります。

さてどこから話せばいいでしょう。
みなさんが私のどんな言葉を期待しているのかわかりませんが
はじめに我々がその前では平等である神に感謝を申し上げます。
そして私の早い怪我からの回復と新しい生活のために祈ってくれた
全ての人々に感謝いたします。

みなさんが私に示してくれた愛の大きさは信じられないほどです。
私は世界中から、何千もの温かいカードや贈り物をいただきました。
一つ一つに感謝します。

純真な言葉で私を勇気づけてくれた子どもたちに感謝します。
祈りで私に力を与えてくださった大人の方々に感謝します。
私が回復し、力を取り戻すのに手助けをしてくれたパキスタンとイギリスの病院の
看護師、医師、そして職員の方々、およびアラブ首長国連邦政府に感謝を申し上げます。

I fully support UN Secretary General Ban Ki-moon in his
Global Education First Initiative and the work of UN Special Envoy
for Global Education Gordon Brown and the respectful president
of the UN General Assembly Vuk Jeremic.
I thank them for the leadership they continue to give.
They continue to inspire all of us to action.
Dear brothers and sisters, do remember one thing:
Malala Day is not my day. Today is the day of every woman, every
boy and every girl who have raised their voice for their rights.

私はパン・ギムン国連事務総長の世界教育推進活動とゴードン・ブラウン国連世界教育特使と
ヴク・ジェレミック国連総会議長の活動を私は全面的に支持します。

止むことのないそのリーダーシップに感謝します。
彼らの活動は私たちが行動を起こすときに勇気を与えてくださっています。

同年代の皆さん、忘れないでください。「マララの日」は私1人のものではありません。
今日は、自分の権利のために声を上げてきた全ての女性や少年少女のための日なのです。

There are hundreds of human rights activists and social workers
who are not only speaking for their rights, but who are
struggling to achieve their goal of peace, education and equality.
Thousands of people have been killed by the terrorists
and millions have been injured. I am just one of them.
So here I stand, one girl among many. I speak not for myself,
but so those without a voice can be heard.
Those who have fought for their rights.
Their right to live in peace. Their right to be treated with dignity.
Their right to equality of opportunity. Their right to be educated.

自分の権利を訴えるだけでなく、平和や教育や平等という目標を達成しようと
闘っている、何百という人権活動家やソーシャル・ワーカーがいます。

何千という人々がテロリストによって命を奪われ、
何百万という人々が傷つけられています。

私はその中の1人にすぎません。

私は数多くの人々の中の1人としてここに立っています。
私は自分のために話すのではありません。
声が届くことのない「声なき人々」のためです。
自分の権利のために闘っている人々です。
その権利とは、平和に暮らす権利,尊厳を持って扱われる権利、
機会均等の権利、教育を受ける権利のことです。

Dear friends, on 9 October 2012, the Taliban shot me on
the left side of my forehead. They shot my friends, too.
They thought that the bullets would silence us, but they failed.
And out of that silence came thousands of voices.
The terrorists thought they would change my aims and
stop my ambitions. But nothing changed in my life except this:
weakness, fear and hopelessness died.
Strength, power and courage was born.
I am the same Malala. My ambitions are the same.
My hopes are the same. And my dreams are the same.
Dear sisters and brothers, I am not against anyone.
Neither am I here to speak in terms of personal revenge
against the Taliban or any other terrorist group.
I am here to speak for the right of education for every child.
I want education for the sons and daughters of the Taliban
and all the terrorists and extremists.
I do not even hate the Talib who shot me.

親愛なるみなさん。2012年10月9日、タリバンは私の額の左側を撃ちました。
私の友人たちも撃ちました。
彼らは銃弾で私たちを黙らせようと彼らは考えました。
でも失敗したのです。

沈黙から生まれたものは数千もの声だったのです。

テロリストたちは私の目的を変えさせ、志を打ち砕こうと考えました。
しかし、私の人生で変わったものは何もないのです。

例外といえば、弱さ、恐怖、そして絶望が消えました。
そして強さ、力、そして勇気が生まれました。

私は以前と変わらない「マララ」のままです。
志も同じです。希望も同じです。夢も同じです。

親愛なるみんさん、私は誰かに抵抗しているわけではありません。
タリバンやその他のテロリスト集団に対して個人的な復讐のために
ここで話しているわけではありません。
ここで話しているのは全ての子どもの教育を受ける権利のためです。

タリバンや全てのテロリストたち、または過激派の息子や娘たちに
教育が必要だと思うのです。
私は私を撃ったタリバン兵士を憎んでさえいません。

Even if there was a gun in my hand and he was standing
in front of me, I would not shoot him.
This is the compassion I have learned from Mohamed,
the prophet of mercy, Jesus Christ and Lord Buddha.
This the legacy of change I have inherited from
Martin Luther King, Nelson Mandela and Mohammed Ali Jinnah.

たとえもし私が手に銃を持っていて、兵士が私の前に立っていても
私は彼を撃たないでしょう。

これは私が慈悲を持った予言者モハメッド、キリスト、そして釈迦から学んだ
思いやりの心なのです。

これはキング牧師、ネルソン・マンデラ、そしてパキスタン建国の父
ジンナーから受け継いだ変革という財産です。

This is the philosophy of nonviolence that I have learned
from Gandhi, Bacha Khan and Mother Teresa.
And this is the forgiveness that I have learned
from my father and from my mother.
This is what my soul is telling me: be peaceful and love everyone.

これはガンジー、アフガニスタンのバシャ・カーン、
そしてマザー・テレサから学んだ非暴力という哲学です。

そして私の父と母から学んだ許しの心です。

私の魂が私に話しかけてきます。「心を穏やかに。全ての人を愛しなさい」

Dear sisters and brothers, we realise the importance of light
when we see darkness.
We realise the importance of our voice when we are silenced.
In the same way, when we were in Swat, the north of Pakistan,
we realised the importance of pens and books when we saw the guns.
The wise saying, "The pen is mightier than the sword." It is true.
The extremists are afraid of books and pens.
The power of education frightens them. They are afraid of women.
The power of the voice of women frightens them.
This is why they killed 14 innocent students in the recent attack
in Quetta. And that is why they kill female teachers.
That is why they are blasting schools every day
because they were and they are afraid of change and equality
that we will bring to our society.
And I remember that there was a boy in our school who was
asked by a journalist: "Why are the Taliban against education?"
He answered very simply by pointing to his book, he said:
"A Talib doesn't know what is written inside this book."

親愛なる同年代のみなさん。私たちは暗闇を見たときに光の大切さに気づきます。
黙らせられると声の大切さに気づきます。
同様に、パキスタン北部のスワートにいたとき、私たちは銃を見て
本とペンの大切さに気づきました。

「ペンは剣より強し」ということわざは本当です。
過激派は本とペンを恐れます。教育の力が彼らを恐れさせます。

彼らは女性を恐れます。女性の声の力が彼らを恐れさせます。
だから彼らは最近クエッタを攻撃したとき、
14人もの罪のない学生や女性教師を殺害したのです。

だから毎日学校を爆破しているのです。
なぜなら私たちが社会にもたらそうとしている変革と平等を恐れたからであり
今も恐れているからです。

私は学校にいた1人の少年を覚えています。彼はあるジャーナリストに
「なぜタリバンは教育に反対しているのでしょう?」と尋ねられました。
彼は本を指さしてとてもシンプルに答えました。
「タリバンはこの本の中に書かれていることを理解できないからだよ」

They think that God is a tiny, little conservative being
who would point guns at people's heads just for going to school.
These terrorists are misusing the name of Islam
for their own personal benefit.
Pakistan is a peace-loving, democratic country.
Pashtuns want education for their daughters and sons.
Islam is a religion of peace, humanity and brotherhood.
It is the duty and responsibility to get education for each child,
that is what it says. Peace is a necessity for education.
In many parts of the world, especially Pakistan and Afghanistan,
terrorism, war and conflicts stop children from going to schools.
We are really tired of these wars. Women and children are
suffering in many ways in many parts of the world.

彼らは神は取るに足らない小さい保守的な存在だと考え、
ただ学校に行っているという理由だけで頭に銃を向けるようなことをしています。
このようなテロリストたちは自分たちの個人的な利益のために
イスラムの名前を悪用しています。

パキスタンは平和を愛する民主的な国家です。
パシュトゥン人は娘や息子たちに教育を受けさせたいと思っています。

イスラムは平和、人間性、そして兄弟愛の宗教です。どの子どもにも教育を与えるのが義務であり責任であると言っています。

平和は教育に必要不可欠です。
世界の多くの場所、特にパキスタンやアフガニスタンでは
テロ、戦争、そして紛争のために子どもたちが学校に行けないでいます。

このような戦争に私たちは本当にうんざりしています。
女性と子どもは世界の多くの場所で、多くの形で苦しんでいるのです。

In India, innocent and poor children are victims of child labour.
Many schools have been destroyed in Nigeria.
People in Afghanistan have been affected by extremism.
Young girls have to do domestic child labour
and are forced to get married at an early age.
Poverty, ignorance, injustice, racism and the deprivation
of basic rights are the main problems,
faced by both men and women.

インドでは罪のない貧しい子どもたちが児童労働の犠牲になっています。
ナイジェリアでは多くの校舎が破壊されています。
アフガニスタンの人々は過激派によって苦しんでいます。
幼い少女たちは家庭内で児童労働を強いられ、低年齢で結婚を強いられています。

貧困、無学、不正、人種差別、そして基本的人権の剥奪が
男女ともに面している一番の問題なのです。

Today, I am focusing on women's rights and girls' education
because they are suffering the most.
There was a time when women activists asked men to stand up
for their rights. But this time we will do it by ourselves.
I am not telling men to step away from speaking for women's rights,
but I am focusing on women to be independent
and fight for themselves.
So dear sisters and brothers, now it's time to speak up.
So today, we call upon the world leaders to change their
strategic policies in favour of peace and prosperity.
We call upon the world leaders that all of these deals
must protect women and children's rights.
A deal that goes against the rights of women is unacceptable.

今日私は女性の権利と少女の教育に焦点を当てました。
なぜなら彼女らが最も苦しんでいるからです。
かつて女性の活動家は彼女らの権利のために男性に立ち上がってほしいと頼みました。
でも今、私たち自身で行うのです。
女性の権利のために男性が手を引いてくれと言っているのではありません。
女性が自立し自分たちのために闘うことに焦点を当てているのです。
ですからみなさん、今こそ声を上げるときです。
だから今日、私たちは世界の指導者たちに平和と繁栄のために
戦略的な方針を変えるよう呼びかけるのです。

全ての政策が女性と子どもの権利を守るものでなければいけないと呼びかけるのです。
女性の権利に反する政策は受け入れられるものではありません。

We call upon all governments to ensure free,
compulsory education all over the world for every child.
We call upon all the governments
to fight against terrorism and violence.
To protect children from brutality and harm.
We call upon the developed nations to support the expansion
of education opportunities for girls in the developing world.
We call upon all communities to be tolerant, to reject prejudice
based on caste, creed, sect, colour, religion or agenda
to ensure freedom and equality for women so they can flourish.
We cannot all succeed when half of us are held back.
We call upon our sisters around the world to be brave, to embrace
the strength within themselves and realise their full potential.

私たちは全ての政府が世界中のどの子どもにも無料の義務教育を確約するよう求めます。
テロや暴力と闘うことを求めます。
残虐行為や危害から子どもたちを守ることを求めます。
先進国に発展途上国の少女の教育を受ける機会の拡充に支援するよう求めます。
全ての地域社会に階級、教義、宗派、肌の色、宗教または行動の指針に基づく偏見を
なくすために寛容であってほしいと願います。
女性の自由と平等を実現していけば、社会は繁栄します。

女性の半数が抑えつけられた状態では、成功はあり得ません。
私たちは世界中の女性に勇敢であることを求めます。
自分の中の力を認め、最大の潜在能力気づきましょう。

Dear brothers and sisters, we want schools and
education for every child's bright future.
We will continue our journey to our destination of peace
and education. No one can stop us.
We will speak up for our rights and we will bring change to our voice.
We believe in the power and the strength of our words.
Our words can change the whole world because we are all together,
united for the cause of education.
And if we want to achieve our goal,
then let us empower ourselves with the weapon of knowledge
and let us shield ourselves with unity and togetherness.

親愛なるみなさん、子どもたちの輝く未来のために学校と教育が必要です。
私たちは平和と教育という目的地への旅を続けます。
だれも止めることはできません。
私たちは自分たちの権利のために声を上げ、変化をもたらします。
私たちの言葉の力と強さを信じています。私たちの言葉は全世界を変えることが
できます。

なぜなら私たちは教育という目標のため団結するからです。
そしてもし私たちが目的に達したいのなら、知識という武器で力を持つのです。
団結し、一つになって自分たちを守るのです。

Dear brothers and sisters, we must not forget that millions of
people are suffering from poverty and injustice and ignorance.
We must not forget that millions of children are
out of their schools. We must not forget that
our sisters and brothers are waiting for a bright, peaceful future.

親愛なるみなさん、数百万の人々が貧困と不正と無学のために苦しんでいることを
忘れてはいけません。
数百万の子どもたちが学校に行っていないということを忘れてはいけません。
多くの少女や少年が明るく平和な未来を待っているということを忘れてはいけません。

So let us wage a glorious struggle against illiteracy,
poverty and terrorism, let us pick up our books and our pens,
they are the most powerful weapons.
One child, one teacher, one book and one pen can change the world.
Education is the only solution. Education first.
Thank you.

読み書きができないこと、貧困、そしてテロに対して栄光ある闘いをするのです。
本とペンを手に取りましょう。最も強力な武器です。
1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペンが世界を変えるのです。
教育だけがたった一つの解決策です。
教育が第一。
ありがとうございました。


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